三角比の解説メソッド

主に数学Ⅰの三角比を使う公式の解説や使い方を書くブログです!

【入試で出るかも】正弦定理と余弦定理を用いた問題

正弦定理と余弦定理では

それぞれ問題が異なっていましたが

今回は2つとも使わないと解けない問題を

解いていきます。

 

 

 

これが解ければ正弦定理と余弦定理

両方使いこなせている証になりますので

ぜひ解いてみましょう!

 

 

 

正弦定理と余弦定理両方を用いる問題は

一体どんな感じなのかピンとこないと思います。

例題を出すとこんな感じです。

 

 

 

(例題)

sinA:sinB:sinC=13:15:7の時、Aの角度を求める事

 

 

 

一見するとどこから解くべきなのか

全く分からない人もいると思います。

しかしこれは角度を求める余弦定理を

使う事によって答えを導き出せます!

 

 

 

今回はこの例題を使って解いていきます。

ヒントなしで自力で解くのはかなり難しいと

思うので解説を見る事をお勧めします。

 

 

 

まずは正弦定理を用いて値の比を出します。

半径をRとし公式を少し変えてsinA=a/2R,

sinB=b/2R,sinC=c/2Rとなります。

sinA:sinB:sinC=13:15:7を利用して、

 

 

 

a/2R:b/2R:c/2R=13:15:7となります。

aとbとcは共通して分母に2Rがついているので

それを取り除くとa:b:c=13:15:7となります。

これで値の比は出せました!

 

 

 

次にこの比率を利用します。

a:b:c=13:15:7よりa=13k,b=15k,c=7k

と表すことができます。

(13k:15k:7k=13:15:7の形になる)

 

 

 

そして角度を求める余弦定理を使います。

今回は正確な値が分からないので13k,15k,7kを

値として計算しましょう。

 

 

 

Aの角度を求めたいのでcosAの公式を使います

(15k)²+(7k)²-(13k)²/2・15k・7kとなり、

計算すると105k²/210k²になります。約分すると

1/2になり、A=60°が答えになります!

 

 

 

お疲れ様です!

今回はこれで終了です。

 

 

 

正弦定理と余弦定理を用いた問題は

今回のように自力で解くのがとても難しい

内容となっています。

 

 

 

ですので先ほどにも言ったように分からない場合は

解説をみてもう一度解く方法もありだと思います!

そして解き方が頭に入っているか確認しましょう!

 

 

 

ご覧頂きありがとうございました!