三角比の解説メソッド

主に数学Ⅰの三角比を使う公式の解説や使い方を書くブログです!

【解説】三角比の角度の値について

こんにちは、そー麺です。

今回は三角比の角度の値がなぜ

この数字になっているのかを

解説します!

 

 

 

この値になる理由を知ることで

sin,cos,tanの知識がより深まり、

全ての角度に対応できます!

 

 

 

※41°などの中途半端な角度は

 問題文で値が出されるので心配はない

 

 

 

 

さらに180°の値や

270°の時の値(これは高2で学ぶ)

もその理屈を知れば一瞬で対応できます!

 

 

 

 

1. sinΘについて

まずはこの図をご覧ください。

 

 

 

30°、45°、60°の値は

1:2:√3と1:1:√2の

公式に基づいてこの数字になるので

今回は主に0°と90°について解説します!

 

 

 

まずはsin0°の値はなぜ0になるのか、

そしてsin90°の値はなぜ1になるのか

解説します。

 

 

 

おさらいとして、sinΘの求め方は

高さ/斜辺で答えが出せます。

 

 

 

次に0°の場合は下の図になります。

 

 

 

 

 

 

 

見た感じ直線で求める事ができるのか

分からないと思います。

ですがこの図は斜辺と底辺が重なっていると

認識すれば答えもわかってくると思います!

 

 

 

この場合、斜辺が1、高さが0なので

sinに当てはめると

1/0になります。

 

 

 

1/0は0÷1なので

0はいくら数を割っても0だから

sin0°の値は0となります。

 

 

 

次に90°の場合は下の図になります。

 

 

 

 

 

 

これも一見直線に見えて

求める事ができないのではと

思う人がいるかもしれません。

 

 

 

この図は斜辺と高さが重なっていると

認識すれば答えが分かってくると思います!

 

 

 

この場合斜辺が1、高さが1なので

sinに当てはめると

1/1になります。

 

 

 

1/1はそのまま1と表す事ができるので

sin90°は1となります。

 

 

 

2. cosΘについて

cosΘの求め方は

底辺/斜辺で答えが出せます。

※0°の場合の図は同じなので省略

 

 

 

この場合、斜辺が1、底辺が1なので

cosに当てはめると1/1になります。

1/1はそのまま1と表す事ができるので

cos0°は1となります。

 

 

 

次にcos90°について説明します。

※90°の場合の図は同じなので省略

 

 

 

この場合斜辺が1、底辺が0なので

cosに当てはめると1/0になります。

 

 

 

1/0は0÷1なので

0はいくら数を割っても0だから

cos90°の値は0となります。

 

 

 

3. tanΘについて

tanΘの求め方は

高さ/底辺で答えが出せます。

※0°の場合の図は同じなので省略

 

 

 

この場合底辺が1、高さが0なので

tanに当てはめると1/0になります。

 

 

 

1/0は0÷1なので

0はいくら数を割っても0だから

tan0°の値は0となります。

 

 

 

次にtan90°について説明します。

tan90°は少々特殊です。

※90°の場合の図は同じなので省略

 

 

 

この場合底辺が0、高さが1なので

tanに当てはめると/1になります。

これは1÷0で表せますが、0で割った時は

答えが存在しないんです。

 

 

 

(例えるなら、2つのみかんを0人で

分けると1人何個貰えるかだが、

そもそも人がいないので答えが出せない感じ)

※例外として0÷0は存在する。解は0

 

 

なので教科書ではtan90°の値が

斜線で表されていると思いますが

そういう事なんです。

 

 

 

今回の授業はこれで終わりです。

仕組みがわかれば理解もより深まると思います!

 

 

 

 

これからも一緒に頑張りましょう!

ご覧頂きありがとうございました!