三角比の解説メソッド

主に数学Ⅰの三角比を使う公式の解説や使い方を書くブログです!

【分からない方必見!】不等式に合う角の求め方

当然ですが等式と不等式では答えが

大きく異なります。

不等式は範囲を求める問題なので

 

 

 

等式のように解を一つ出す

だけでは正解とはなりません。

 

 

 

解を出した上でさらに

問題文の条件に合う範囲を

答えて初めて正解が出せます!

 

 

 

不等式問題は三角比の中で

難しい分野に入るので解ければ

定期試験や入試問題を解く上で

差が出てきます!

 

 

 

しかし解けなかった場合、

入試問題で全く対応できずに

他の人と差を付けられる可能性があります。

ですので必ず解けるようにして下さい!

 

 

 

問題の解説を見て「sin30°だから範囲は〇〇です」

と言われても難しいので

まずは解を出すところから始めましょう!

 

 

 

(例題)

0°≦Θ≦180°のとき、次の不等式を満たす

角Θの値の範囲を求めること。

(1)sinΘ≧1/√2  (2)cosΘ<-√3/2

 

 

 

(1)はまずsinΘ=1/√2と考えて

角度の解を出してみましょう。

この場合の答えはΘ=45°,135°となります。

これで解は出せました!

 

 

 

次に不等式の向きを確認しましょう。

>の向きならば解より大きい値、

<の向きならば解より小さい値になります

 

 

 

今回は>の向きなので、sin45°、135°

より大きい値の範囲を答えれば良いわけです。

よって(1)の答えは45°≦Θ≦135°となります。

 

 

 

(2)も解き方はほぼ同じでcosΘ=-√3/2と

考えて解くとΘ=150°になります。

これで解は出せました!

 

 

 

向きは<で、cos150°より小さい値の

範囲を出せば良いので

答えは150°<Θ≦180°になります。

(≦が付くのは0°≦Θ≦180°の条件があるため)

 

 

 

これで不等式に合う角の求め方が

理解できたと思います!

 

 

 

復習として問題を解いてみましょう。

分かった方はコメントで

答えを書いて下さい!

 

 

 

(問題)

0°≦Θ≦180°のとき、次の不等式を満たす

角Θの値の範囲を求めること。

(1)sinΘ<√3/2   (2)cosΘ>1/√2

 

 

 

今回はこれで終了です。

ご覧頂きありがとうございました!